Simplenoteは必要なものがわかっているとても良いサービスです.
テキストの編集と検索しかできませんが, 多くの端末から利用できます.
しかし惜しいことにvimから編集できません.
これを解決するプラグインにsimplenote.vimがあります.
こちらも素晴らしいですが, python依存は避けたいところです.
と思っていたら, なんとvimscriptで書き直したVimpleNoteという物があります.
例によってid:mattnさんの作品です.
導入
Vim8でWindows10 Home WSL上へ導入していきます.
VimpleNoteは以下に依存しています.
- webapi-vim
- curlコマンド
WSLであればcurlが入っているので, 必要なものをgitでcloneするだけです.
こちらの記事にもあるようにvim8からはプラグイン管理が楽になって助かります.
$ cd /home/twinbird/.vim/pack/mypackage/start $ git clone https://github.com/mattn/vimplenote-vim.git $ git clone https://github.com/mrtazz/simplenote.vim.git
設定
.vimrcへ以下を追加します.
let g:VimpleNoteUsername = "[Simplenoteのユーザ名]" let g:VimpleNotePassword = "[Simplenoteのパスワード]"
dotfilesなどでパブリックな場所にvimrcを補完している方は別ファイルにした方が良いでしょう.
" 上述のletを記載したファイルを読み取る source .vimplenoterc
使い方
ノーマルモードで叩くだけです.
コマンド | 動作 |
---|---|
:VimpleNote -D | 現在のバッファのノートを削除 |
:VimpleNote -d | ノートをゴミ箱へ |
:VimpleNote -l | ノートの一覧を表示 |
:VimpleNote -n | 現在のバッファから新しいノートを作る |
:VimpleNote -t | 現在のバッファにタグをつける |
:VimpleNote -u | バッファのノートを更新 |
wコマンドで保存すれば更新してくれるし, 非常に便利です.
強いて言えばSimplenote自体のセキュリティがシンプル過ぎるので, 2段階認証が欲しいという気はしないでもないですが.